ワタルです。
男。
いや漢。
正しい【男の在り方】とは?
本日は書評。
池波正太郎さんの【男の作法】を読んで。
【200万冊の本が読み放題】AmazonのKindle Unlimitedでは30日間無料体験をやってます。無料期間で本を読みきるのもあり。
【耳で楽しむ読書】Audibleも30日間無料体験を実施中。期間内に無料で1冊購入することも出来ちゃいます。
池波正太郎さんの【男の作法】はどんな本?
てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ……。勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、豊富な人生経験をもつ著者が、時代を超えた“男の常識”を語り、さりげなく“男の生き方”を説く。本書を一読すれば、あなたはもう、どこに出ても恥ずかしくない! Amazon 本書紹介より引用
池波正太郎さんの【男の作法】を読んだ感想
こちらの書籍、出版自体は結構前なのですが、割と有名な一冊。
僕も一応男ということで「【男の作法】とはなんたるものか?」今一度学んでみる為にも、この本を読んでみました。
結論としては、流石に現代に読むと古い・偏った部分はありますが、逆に令和時代の現在に読むからこそ、面白い・興味深い一冊かも知れません。
小説では無く、コラム形式の本です。
人生での色んな場面についてカテゴリー別に、細かく数ページに分けて書かれています。そして池波さん目線での人生訓が、とても興味深い。
中でも【食】に関しての作法というか、こだわりが面白かったです。
「印象に残っている一節」を抜粋。
唐辛子は、そばそのものの上に振っておく P.49より
てんぷらは、親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつく P.80より
わさびは、醤油に溶かさずに、刺身の上に乗せる P.81より
たまにはうんといい肉で、ぜいたくなことをやってみないと、本当のすきやきのおいしさとか、肉のうま味というのが味わえない P.113より
おこうこで酒を飲みながら、焼き上がりをゆっくり待つのがうなぎのうまい食べ方 P.142より
あえてこういう作法みたいなのを、ガッチリ守って食べたりすると、楽しかったりする部分もあるんですよね。
頭の中でルールを解説しながら、孤独のグルメ的な感じで。笑
その他にも、普通に為になる言葉もたくさんありました。
努力だけじゃ駄目なんだということ。ガムシャラな努力だけでは、それが実らなかった場合、苦痛になる。ガックリしちゃう。これでは長くやっていけない。仕事というものはそれが何であれ、一種のスポーツのように楽しむ。そうすることによってきっと次の段階が見つかり、次に進むべき道が見えてくるものですよ。 男の作法 P.201より
昭和から平成、そして令和に。
時代は大きく変わって、平成すら懐かしい様な感じがします。
だからこそ「面倒くさい・うるさい」と受け流さず、時にはさらに昔の価値観にも触れることは、大事なことなのかも知れませんね。
とはいえ本書、言うほど「説法」みたいな感じは全くないです。
巻頭にも「どうか、年寄りの戯事とおもわれ、読んでいただきたい。そうすれば、この本は、さほど、おもしろくないこともない。」と本人から控え目なコメントも。
とにかく、こちらの本、読んでみて良かったです。
少しは「男」に近づけたかも?
ミニマリズム関連の本を50冊以上読んだ僕が、特にオススメしたいミニマリスト関連本【5冊】をまとめて紹介!
内向的な人やHSPの人は特に共感出来るかも。オードリー若林氏の本【ナナメの夕暮れ】がおすすめです
【200万冊の本が読み放題】AmazonのKindle Unlimitedでは30日間無料体験をやってます。無料期間で本を読みきるのもあり。
【耳で楽しむ読書】Audibleも30日間無料体験を実施中。期間内に無料で1冊購入することも出来ちゃいます。