ワタルです。
新たに本を読みました。本日は書評。
「ミニマルとシンプル」について、改めて学びました。
Tommyさんの著書【シンプリスト生活】を読んで。
【シンプリスト生活】はどんな内容?
時代はミニマルからシンプルへと人々の関心は高まっている。
モノを減らし「持たない生活」に合っている人々もいるが、モノを減らしたことで、どこか「喪失感」を感じている人々も多い。そんなこともあって、ミニマリストだった人々がシンプリストへとライフスタイルを変化させている。
本書でいうシンプリストを一言で言えば「好きなモノに囲まれて、小さく豊かに暮らす方法」。もっと言えば「自分の好きを見つけて、そのモノに偏愛しつつ、個性的なライフスタイルを表現する」。
暮らしにひと工夫の彩りを添えたいと考えている読者にすぐに実行できるヒントが満載。
Amazon公式より引用
【シンプリスト生活】を読んだ感想・レビュー
著者のTommyさんは、YouTubeでシンプルな暮らしをテーマに発信されてます。
ぼく自身、Tommyさんを知ったきっかけは、YouTubeの動画でした。
シンプル。だけど無機質になり過ぎなくて、すっきりした心地良い部屋作りをされてる印象。動画についても、編集がキレイで観やすいです。
なんとなく「プロっぽい印象」だったのですが、職業がデザイナーと知って納得。
そんなTommyさんの暮らしについての著書ということなので、各トピックの「なぜこうすると良いのか?」という部分も、読みながら「なるほどな〜」とスッと自分にも落とし込める内容でした。
ミニマルとシンプル。
ミニマリストとシンプリスト。
それぞれの解釈についても書かれていて、そこも面白かったですね。
印象に残った部分を「3つ」抜粋
全体として、印象に残る部分の多い1冊でしたが、ここでは【個人的に特に印象に残った部分】を「3つ」抜粋して紹介します。
理屈で語れない、美意識に目を向ける
私の家には椅子が5脚あります。2人暮らしなので必要以上に持っていることになります。理屈としては、こんなにいりません。でも私にとって椅子はアートピースであり、眺めているだけで心が喜ぶ大切な存在。5脚どれも美しく、暮らしに欠かすことができません。
目次:理屈で語れない、美意識に目を向ける より抜粋
自分にとって、最小限にする部分。または、最大に愉しむ部分も重要。
この「最小限」に囚われすぎると、自分の愉しみまで無意識に最小限にしてしまうことも,,,
理屈・合理性を超えた部分の「好き」については、大事にしたいと思えました。
とにかく試してみる
そんな時は、「捨てたという体で、生活してみる」ことをおすすめします。
目次:とにかく試してみる より抜粋
「手放すのって難しい,,,」また「やっぱり手放さなければ良かった」もあります。
そんな両者のバランスを取る方法として、【一旦捨てずに、どこかに仕舞う】
そして、無い物として不便もなければ、捨てる。やっぱり必要なら、取り出してまた使う。
無理なく、手放す習慣を取り入れるには、ベストな方法だと思いました。
小さな家には、小さな家のやり方がある
まず大前提として、人が感じる広さと、実際の広さにはギャップがあります。面積はさほど変わらないのに、実際の面積以上に広く感じる部屋と、なんとなく狭く感じる部屋があります。人は部屋全体から受ける「印象」で広さを判断するようです。
目次:小さな家には、小さな家のやり方がある より抜粋
実際の物量以上に、「印象」で変わる部分も多いです。
「どうすれば、この印象を変えることが出来るのか?」そんな点まで具体的なテクニックを合わせて紹介されてます。
ぼく自身小さな部屋に住んでいるので、この部分は参考になりました。
【ミニマリストのルームツアー】小さなデザイナーズマンションでの暮らし
まとめ:生活に取り入れたい情報が詰まった一冊でした
ただ少ないだけではない。
自分のこだわりを取り入れて、生活に彩りはちゃんとあるけど、スッキリと身軽に暮らす。
ぼく自身も「ミニマリスト」ではありつつ、無機質・物寂しい印象にしたい訳ではありません。
バランスの取れたTommyさん流のシンプルライフは、すごく共感出来て、取り入れたい情報も詰まった1冊でした。
シンプルに暮らしたい。そんな方には、ぜひ読んで欲しい本ですね。