20代で隠居生活?大原扁理さんの【20代で隠居:週休5日の快適生活】を読んで

大原扁理さんの書籍。20代で隠居

ワタルです。

前回の書評では、こちら↓↓の本について書きました。

1年間を100万円で楽しく過ごすライフハック。山崎寿人さんの年収100万円の豊かな節約生活術を読んで

著者の山崎さんが、年間100万でどの様に楽しく過ごされているのかが、まとめてありました。その制約の中で過ごす為の工夫が色々とあって、読んでて面白かったです。

そこで似た様な生活をしている他の著者の書籍だと、その工夫にどんな違いがあるのか気になっていました。。

そしたら中田敦彦のyoutube大学で【年収90万で東京ハッピーライフ】の書籍が紹介されていました。

その著者自身が気になり、読んでみたのがこちらの一冊。

大原扁理(おおはらへんり)さんの書籍【20代で隠居:週休5日の快適生活】です。

目次

大原扁理さんの著書。【20代で隠居:週休5日の快適生活】ってどんな本?

ひきこもりじゃない、フリーターでもない、究極の遊び人生「隠居」ご提案!

……私にとって、贅沢は遠くの友人みたいなもの。
ホームレスが世捨て人なら、隠居は世離れ人。
都会の誘惑とは意識的に距離を置き、完全には捨てない。ここがポイント。
二十歳過ぎたら人生は引き算で、周囲のモノも人との付き合いも削ぎ落とし、わが生活の快適と気楽さだけをめざす週休5日制。

これはひとつのライフスタイル。
21世紀版都市型隠居なのだ。 Amazon本書紹介より引用

大原扁理さんの著書。【20代で隠居:週休5日の快適生活】を読んだ感想とか

「20代にして隠居?」

FIREや投資系で実績がある訳でも無い。特殊な職業についている訳でも無い。

  • いわゆる普通の男性がどうやってその生活を実現しているのか?
  • そもそも【隠居】の定義って?

そんな疑問に対して、本書では大原さんの価値観を通した回答が書いてあります。

シンプルに読んでて面白かったですね。

生活自体の紹介も興味深いのですが、文章が独特の雰囲気で、コミカルなコラムみたいにも感じました。

抜粋して内容を掻い摘んでみると、以前紹介した山崎さんの本との共通点?もありました。

  • 日本の誤った一般論・社会性に疑問を感じていた。
  • 意図的に仕事を抑えている。
  • 自由な時間が増えると、自炊にこだわり始める。
  • 毎日が楽しい。

やっぱり【何となく】では無く、かなり考えて、そして工夫した上で、本書の様な生活を再現出来ているのだなと思いました。

大原さんの場合は、心地良くないことから徹底して離れることで、毎日の生活をさらに快適にしている様でした。

  • 排他的な価値観から離れる為に、上京。
  • 高い家賃から離れる為に、都心から郊外へ。
  • 煩わしい関係から離れる為に、スマホを手放す。

経歴も興味深くて、高校卒業→3年引き籠もり→世界を回る旅へ→帰国後田舎から上京→郊外に引っ越して隠居生活

前回の著者である山崎さんの場合は東大→キャリア→ニートの流れでした。

行き着いた生活スタイルは近い様でも、そんな生活に落ち着いた流れはそれぞれ全然違っていて「人生って面白いな」と思いました。笑

また、その人生から培った価値観もまた個性。

「離れた離れた」と書くと、ものすごくドライな人の様に感じるかも知れませんが、色んなエピソードを読んでいると、根本的にすごく優しく・人に与える人だと感じました。

そういう人は、色々感じ取れすぎてしまうので、離れることでバランスを保っている部分もあるのかも知れませんね。

レビューには「これは独り身だからだよ。。とか、結婚したら無理だな。。同性愛者だから特殊な例でしょ。(本書でゲイであると書かれてました。)」みたいな声もありますが、【全員が実践出来るバイブル】として書かれた本では無いので「そりゃそうでしょ。」と。笑

こういう正論っぽい揚げ足取りって世の中には多いので「色々離れたくなるのも分かるよな〜」とも思ったり。笑

あくまで大原さんというひとりの男性が、どの様な生活をしているのか?

自伝みたいなニュアンスで読む方が良いと思います。

僕自身、隠居したい訳ではありませんが、こういう人生も面白いと思います。何をもって充実しているかは、その人次第。

離れることは【逃げ】なのか? それとも1つの【戦略】なのか?

色々と考えさせられました。

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大原扁理さんの書籍。20代で隠居

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