ワタルです。
先日、クリエイティブに入門しました。
原野守弘さんの著書【ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門】を読んだので、感想などまとめました。
【ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門】の内容
この本は、一般的なビジネスパーソンのための「クリエイティブ入門書」です。
著者は、セールスマンとしてキャリアを積んだのち、34歳からクリエイティブの世界に転じ、国際的なクリエイティブディレクターとして活動するようになりました。著者自身の試行錯誤の体験から、一般的なビジネスパーソンとクリエイターの間にある「断絶」の正体を解き明かし、より多くの人がクリエイティブな発想を持って働けるようになることを目的としています。クリエイティブ初学者はもちろん、広告やクリエイティブ以外の職種の方、「自分はクリエイティブでない」と思っている方にもおすすめです。
Amazon 本書紹介より引用
個人的に読んで為になった部分を【3つ】ピックアップ!
この本を読んで、個人的に為になった部分を備忘録としても残しておきます。
全体から【3つ】ピックアップしてみました!
※あくまで僕個人の解釈となってます。実際の内容とは異なる部分があるかもしれませんので、ご了承下さい。
最終的には個人の価値観
アートや広告。クリエイティブに関するものはたくさんありますが、そこに正解はなくて、結局は【個人の価値観】ということ。
著者もクリエイティブに関する審査員をやった際、何かしらの評価・順位付けを行う時でも、結局は【その審査員個人の価値観】となるようです。
確かに、発信された広告を受け取るのは、最終的には個人。
プロの場合でもそれは同じで、色んな差はあれど、自分の好きが最終的な判断要因になるとのこと。
とはいえ「これは、ちょっと違う」という一例。
プロが作った広告やデザインに対して、クライアントの役員(クリエイティブのプロではない人)が「ターゲットは素人・一般人。だから俺が、おかしいという点は直した方が良い」とダメだしや指示が入るケース。
確かにそうなんですが、本質は違うということ。この役員の理論は【その一人だけの価値観】になります。
【たくさんの個人】に刺さるデザインを、プロは考えて工夫して形にしている訳です。
「あらゆることにおいても、やっぱり素人が余計な口出しはしない方が良いんだな。笑」と参考になりました。
広告と販促は違う
広告(Advertising)と販促(Sales Promotion)
僕自身、この2つの違いをあまり理解出来てませんでした。そもそも言葉の認識すら曖昧だったり,,,
- 広告:ブランドを好きにさせること
- 販促:商品をたくさん売ること
そうなんです。
【広告=たくさん売るため】の手段みたいに捉えてましたが、上の通りそのニュアンスは少し違っていたみたい,,,これは勉強になりましたね。
ただ、本にもありましたが、日本の広告の99%は「販促」の意味合いで行われているとの意見も。だからこそ、僕自身も広告=売り込みの認識だったのかも知れません。
シンプルな違いだけど、この2つの違いを把握しているかどうかは、重要な要素だと思います。
寝ることは大事
寝ることは大事。
これは当たり前の話ですが、この本では【クリエイティブにおける睡眠の大切さ】について触れられてました。
人の考えには、意識と無意識があって、自分ですぐに考えを引き出せるのが意識。(いわゆる知識みたいなイメージ???)
そして無意識の部分は意図的に引き出すのは難しく、その為には脳がリラックスした瞬間が大きく関わるみたいです。
散歩中やシャワーの時など、よく「ひらめく」というのはこの理論。クリエイティブには、この「ひらめく」は欠かせません。
そして、意識と無意識の元となっているのは、普段のインプット(日常で体験した全てのこと。特に新しい体験は効果的)
前提として、まずしっかり睡眠を取ってないと、このインプットの整理自体が脳でうまく出来なくて、自ずとひらめきに繋げるのも難しくなる。
「だから全てのひらめきに繋がる睡眠は大事にしましょう!」とのお話でした。
ざっくりまとめると,,,
- 何かを考える・ひらめくのは、自分ではなくて【自分の脳】
- 睡眠がないと、日常から学んだ情報が整理出来ない。
- ひらめきは無意識にある。だけど無意識の情報は「よし!考えるぞ!」では引き出せない。
- リラックス時にその情報は降りてくるので、意図的にリラックスする時間を作ること。
↑の流れで、何かをひらめいて、クリエイディブに繋がるような流れかと!
この理論を知っておくと【新しい体験やのんびりする時間】も、良い発想の為にもなってる感じがして、日常がより楽しくなりそう。
あまり考えなかった視点だったので、とても興味深かったです♪
まとめ:論理的にクリエイティブについて学べる本
クリエイティブ。
言葉だけ聞くと、すごく抽象的なもの。いわゆる【センス】によって全て構成されるものにも感じてましたが、本書を読んで少し捉え方が変わりました。
確かにセンスも大切。でもそれ以上に「そのクリエイティブを、どこのだれに届けたいのか?」自分本位にならず相手の目線に立って想像して構築していくことが【クリエイティブ】とも言えると、この本から学べました。
「ビジネスパーソンのための〜」のタイトル通り、クリエイティブと直接的に関わる仕事ではなくても、多くのビジネスマンには参考になる部分も多い本だと思います♪
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