【書評】奥田英郎のおすすめ作品。伊良部シリーズ三部作

 

こんにちは!

ワタルです。

 

本日は書評。というか紹介です。

奥田英郎氏の著書 シリーズ三部作
奥田英郎氏の著書 シリーズ三部作

 

奥田英郎氏の著書

  1. イン・ザ・プール
  2. 空中ブランコ
  3. 町内選挙

 

三部作の作品です。

イン・ザ・プール  内容紹介

第四回大藪春彦賞受賞、「このミステリーがすごい! 」で『模倣犯』に次ぐ二位。注目を集める著者の、待望の刊行です。精神科医・伊良部一郎。彼のもとを訪れる悩める者たちは、誰もが驚き呆れる。「どっちが患者なのか?」。水泳中毒、ケータイ中毒……、患者たちは稚気溢れる伊良部の姿に、己の深刻なる悩みがバカらしくなり、やがて・・・・・・現代世相の病理を、コミカルかつ軽妙な筆致で描き出した怪作。

~同書紹介~

イン・ザ・プールからの三部作を読んだ感想

奥田英郎さんの著書で、イン・ザ・プールから始まり

空中ブランコ町内選挙と続く三部作の作品です。

小説なんですが、短い短編で構成されています。

 

一つの話で、60ページ程なので

短い時間でも、楽しめます。

 

設定自体はずっと繋がっていて

舞台は病院の精神科

 

そこの担当の伊良部という男が主人公?なんですが

この人物がまた面白いんです。

ものすごく気の抜けた人物で

患者とのやり取りではクスクスと笑ってしまいます。

 

またエピソード毎に、病院に来る患者が変わっていくんですが

その患者の病気?も個性的で

  • プール依存症の会社員
  • 尖端恐怖症のヤクザ
  • 携帯中毒の高校生

 

などなど、、

個性的な症状の患者ばかり。

それぞれがその症状と葛藤する描写もリアルで面白いです。

 

伊良部自体はまともに診察しないんですが

最終的には結構いい話で毎回終わるのも心地いいです。

 

「長編だったり、難しい作品だとあんまり読めない、、」

という方には、すごく読み始めやすい作品だと思いますよ。




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